ソウルの秋の風物詩となっているランタンフェスティバル。コロナ禍でも途切れることなく行われていたようですが、2022年は光化門広場のリニューアルに合わせて12月に行われました。
清渓川一帯で行われていた時に一度行ったことがあるのですが、水辺に浮かぶ灯篭のカラフルだけど柔らかい明かりが印象に残っています。
同じ場所で行われていたら多分行かなかったと思うのですが、今回はビルとコンクリートと車の騒音に囲まれた広場に灯篭が置かれるということで、どんな風になるのか興味があり行ってみました。
光化門駅の地下からランタンフェスティバルの会場に向かって上がって行くと、カラフルなイルミネーションが出迎えてくれました。
壁の両側がこんな感じになっていて、会場に着く前から華やかな雰囲気になっていました。
地上に出ると、いきなり朝鮮時代の衣装をまとった人達の灯篭がずらり。
このボリューム感、そして後ろのビルとのコントラスト、清渓川で行われていた時との違いをいきなり思いっきり感じました。
清渓川では灯篭は川の中に置かれていたため、こんな風にひとかたまりになっていなかったんです。
光化門広場の象徴、世宗大王の銅像も今年の干支のうさぎの灯篭と並ぶと、妙にかわいく見えました😚
クリスマスの時期だったので、こんな華やかなクリスマスツリー灯篭もありました。左端に映っている人影と比べると、この灯篭がどれだけ高いか想像していただけると思います。
今回も各灯篭に企業名が付いていました。ハナ銀行の灯篭も今年の干支のうさぎでした。
他にも、台湾の観光教会?や
インスタントラーメンでおなじみのこの会社の灯篭もありました。
これ、むっちゃかわいいですよね💕
続いて歴史関連シリーズ。
この2つは何かの逸話がらみのよう。
こちらはカン・ガムチャンという高麗時代の有名な将軍だそうです。
こちらはガラッと雰囲気が変わって、過去と未来が混ざったような作品。
清渓川会場の時は川辺から灯篭を見下ろす形だったのですが、こちらではどの灯篭も40-50cmの高さの台の上に置かれていたこともあり、見上げる方が多かったです。
こういう動物のキャラクターものや
ひと昔前の子供の灯篭は
定番のテーマなのかも。
清渓川会場と一番違うのは、灯篭を間近で見られること😊 これも、そして
こちらも目の前で見ると結構なインパクトがありました😛(上のクマさんは灯篭じゃないけど)
中でも一番インパクトがあったのはこちら。
朝鮮時代の英雄、イ・スンシン将軍像の前に置かれた亀甲船の灯篭。これがやりたくて光化門広場にランタンフェスティバルを持って行ったんじゃないかって思うぐらいのマッチング🎊
ランタンフェスティバルは光化門広場の3分の2ぐらいで行われていたのですが、光化門に近い北側の3分の1では、ソウルライト光化という別のイベントも一緒に行われていました。
こんな風にライトを使ったオブジェが会場内に置かれていて、時々色が変わる仕掛けがついていました。
これ、固定されたオブジェなんですが空に浮かんでいるように見えますよね?
広場の北の端まで行くと、ライトアップされた光化門が見えました。夜になると一段と美しいですね🤩
広場の一部はこんな感じのプロムナードになっていて、これを見上げながら歩いていると、幻想的な雰囲気に包まれて一瞬光化門だってことを忘れさせてくれました🥰
光化門広場のランタンフェスティバルは周りが高層ビルだらけで明るいこともあり、灯篭がより鮮明にそして間近で見られたのはよかったけれど、どの灯篭も後ろのビルが一緒に見えてしまってなんとなくミスマッチ感というか、昔の素朴な灯篭の世界に浸れなかったのはちょっと残念。
やっぱり私は従来の清渓川会場の方が好きかな。
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