韓国で好きな俳優さんはたくさんいるのですが、誰であれ一番魅力を感じるのはやはり笑顔🤗 な・の・で・す・が、好きなんだけど笑顔は見たくない俳優さんが2人だけいます。その1人がチュ・ジフンさん。
最初に見たドラマが「魔王」だったからか、この方に限っては陰のある暗くて妖しい表情が好きなんです。危険な匂いがプンプンしていて、頭は近づかない方がいいって言っているのについ吸い寄せられてしまう、みたいな独特の雰囲気を感じてしまって。
そんな、私の中ではちょっと特別な位置づけにいるチュ・ジフンさんが、正真正銘大好きなキム・ヘス姐さん(なぜヘス「姐さん」と呼んでいるのか気になった方は過去記事へ→★)と共演すると聞いた時から、この組み合わせは面白そうだと思ったし、タイトルも刺激的だし、ドラマの内容に関係なく絶対に見ると決めていたドラマ「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」。
ストーリーは、祖父が最高裁長官、父と兄も現職判事と法曹界のエリート一家で育ち、一流弁護士事務所のエース弁護士であるユン・ヒジェ (チュ・ジフンさん) が自信満々で勝訴を確信していた裁判で、恵まれない家庭に育ち小さな弁護士事務所を経営している相手方の三流弁護士チョン・クムジャ (キム・ヘスさん) から不意打ちを食らい、屈辱的な敗訴をしたことをきっかけに、金持ちのクライアントや大金をせしめられそうな裁判の弁護をめぐって2人がなりふりかまわずハイエナのように貪欲に獲得競争を繰り広げていくうちに・・・という感じ。
これがもう第1話から痛快そのもの。だって(私のイメージでは)あのいつも無表情のチュ・ジフンさんが年上のヘス姐さんにいとも簡単に手玉に取られ踊らされている姿、意のままに操られていたことに気づいて茫然自失の表情、そして屈辱に耐える姿・・・。
今まで見たことがなかったチュ・ジフンさんのこんな姿にもうゾクゾクしちゃいました❣️ (私、ヘンですか?)
ヘス姐さんは弁護士として歯に衣を着せぬ物言いでどんな権力者にでも挑んでいくクムジャのしぶとく強い一面や、虐待の後遺症に1人で苦しみながら耐えている姿、そして時にはこのポスターのように
フェロモン全開のセクシーな一面など、クムジャの人となりをとても魅力的に演じてくれています。
ファッションもクールなパンツスーツや
フェミニンなワンピース、ちょいエロのショートパンツ、
それもビビッドカラーからモノクロまで様々なスタイルの洋服を着こなしていて、これも視聴ポイントの1つ。やっぱり憧れます、ヘス姐さん🤩
2人とも弁護士で対立する関係ということで、チュ・ジフンさんとヘス姐さんは議論を戦わせたりいがみ合ったりとガンガントークをするシーンがしょっちゅう出てくるのですが、静かな会話がヒートアップしていくテンポが絶妙✨ 時には幼稚園児の口げんかかと思うようなコミカルなシーンもあったり。実際は一回り年が違うコンビですが、そんな年の差は全く感じられず息ピッタリ💕
そんな2人の様子を見ていて、ドラマの制作発表会などで共演した感想を求められた時に俳優さん達がよく言っている「ケミがよかった」という言葉が頭に浮かびました。多分「相性がいい」みたいなニュアンスじゃないかと思うのですが、主演の2人はまさにそんな感じでした。「この2人の共演、面白そう」と思った私の直感は大当たりでした😙
弁護士事務所が舞台ということで、企業買収や金と権力にまつわる事件など結構難しくて硬い内容も入ってくるのですが、裁判の様子を長々と描写したりはせず、裁判に至るまでの資料や証拠集めの方法とか裁判で勝つための戦略の立て方をコメディタッチで見せたり、大企業の裏金の隠し方や金持ちの顧客がやらかした不始末を弁護士が知恵を絞ってもみ消す様子をさりげなく皮肉ってみたりと、一般人が好奇心をそそられそうな内容をストーリーに織り込んで軽いタッチでテンポよく展開していくので、とても気楽に見ることができました。
テンポが良かった点はもう1つ。それはOST。
毎回流れるこのアップテンポの曲とかラップ系の曲のおかげで、ノリノリで全16話をあっという間に見てしまいました。
チュ・ジフンさんの新たな一面が見られるこのドラマ、オススメです。わがまま採点は
点。
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