前回は束草(ソクチョ)から市バスで襄陽(ヤンヤン)にある洛山寺に行った話を書きました。
市バスのバス停は「洛山(낙산、ナクサン)」なのですが、コネストさんの地図では「洛山総合バスターミナル」と記されています。
確かに江陵(カンヌン)や東海(トンヘ)、東ソウルや釜山方面に行く高速バスの発着所も兼ねているのですが、それがこの場所です↓
コンビニのemart24の左横、ちょうどグレーの車が停まっている場所が「バスターミナル」なんです。
これです。笑っちゃうでしょ。
洛山寺を観光してこのバス停に戻って来ると、そのままコンビニに入りレジで次に乗るバスのチケットを購入しました。
行き先は江陵市内にあるドラマ「トッケビ」のロケ地。
ウンタクがトッケビと会って初めて言葉を交わしたあの防砂堤です。
江陵市内から市バスやタクシーで行かれる方が多いようですが、実は江陵市と襄陽郡のほぼ境にある注文津(チュムンジン)市外バスターミナルから歩ける場所なんです。
束草-江陵間は1日に30本近く高速バスが走っていて、途中停車するバス停の数がバスによって違うのですが、電車で言うところの各駅停車みたいなバスが約2時間置きぐらいに走っていて、それに乗れば束草市外バスターミナルや洛山、江陵市外バスターミナルからでもバス1本で行けちゃいます。
私は9時50分洛山発のバスに乗る予定で道路脇で待っていたのですが、結局バスが到着したのは10時10分過ぎ。高速バスは今まであまり遅れたことがなかったので、来なかったらどうしようと気が気ではありませんでした。
バスターミナルと言ってもただの道路脇なので。
注文津までの所要時間は53分となっていましたが、運転手さん、お約束どおりガンガン飛ばしまくってくれて、45分ほどで注文津市外バスターミナルに到着しました。
上の地図の左上の青で囲んだところが注文津市外バスターミナルです。
そこから赤で囲んだトッケビのロケ地を目指します。
バスを降りて大通りに出たら左折し、そのまままっすぐ歩いて行きます。そうすると2分以内に橋を渡り始めるはずです。
もし川や橋が2分以内に前方に見えなかったら間違った方向に歩いていますので、一旦戻って他の道を行ってください。
とにかく最初の目印は結構幅のある川をまたぐ橋を渡ることです。
橋を渡ったら2つ目の角を左に曲がってどんどん歩いて行くと、ロケ地がある海岸沿いの道に出ます。
1つ目の角で左に曲がっても海岸沿いの道に出られるのですが、2つ目の角で曲がった方が歩く距離が短くて済みます。
そして、海岸沿いの道に突き当たったら右折し、海岸に沿ってしばらく歩いていると、
この青と茶色の標識が見えるはず。
茶色の部分にはなんと「トッケビ撮影地まで200m」と書かれているんです。
「トッケビ」って2016年のドラマですよ。
江陵に行きたかった理由の1つがトッケビのロケ地だったんですけど、「まさか今更8年も前のドラマのロケ地に行く人なんていないよね?」とちょっと恥ずかしい気持ちだったんです。
でも、この看板を見て安心しました。私だけじゃないんだって。
また、この道沿いには同じような防砂堤がいくつかあるので、どれなのか見分けられる自信がなかったんです。
でも、前を見ながら歩いて行くと、1ヶ所だけ人が集まっているところが遠目にも見えてきて・・・。
実際、探し当てるのには何の心配もいりません。だって、これ見てください。
モザイクをかけてあるのではっきりとはわからないでしょうが、これでも人が少ない時に撮ったんです。それでも7-8人?
私が到着した時は14-15人ぐらいはいました。中には黒い傘を持って来ている人もいて(笑)
みんな暗黙の了解でちゃんと順番待ちをして、認証ショット撮影会をしていました。
私は1人だったので防砂堤だけ撮るつもりで順番待ちをしていました。
私の前の順番が中国人の女性二人組で自撮りをしていたので「写真撮りましょうか?」って声をかけたんです。
そしたらすごく喜んでくれて、大はしゃぎで2人で次々とポーズを取るものだからおかしくって。
で、親切にもお返しにって私一人の写真を撮ってくれました。
私、普段はポーズとか取れない人なんです。知らない人に撮ってもらう時はなおさら。
なんですけど、あの時あの場所にいた人達みんな、ただの防砂堤の前なのにすごくはしゃいで楽しんでいて、私も同じぐらい嬉しかったので、思いっきりポーズを取ってしまいました。
嬉しさいっぱいって感じの写真が撮れていて、自分でもビックリしたぐらい。
いやー、ドラマのロケ地盛り上がりは万国共通ですね。
この防砂堤の辺りは他のシーンの撮影でも使われています。
1話で子供時代のウンタクにお母さんが「今度の誕生日はどんなお餅がいい?」と浜辺で聞くシーンがあるのですが、その背景に映っているのがこの場所。
これ、防砂堤から撮った景色なので、本当に防砂堤のすぐ近くで撮影されたんだと思います。
防砂堤の近くにはコン・ユさんを使用した広告ポスターが貼られていました。
また、トッケビという言葉がついたお店もありましたし、防砂堤近辺はいまだにトッケビでビジネスをしているようです。
次々と人が来るので防砂堤にはあまり長居はできず、現場にいたのは10分ぐらい。
その後、市内バスに乗るため大通りまで戻りました。
ちなみに注文津バスターミナルから防砂堤まで歩いて15分ほど、防砂堤から市内バスのバス停までは10分ほどです。
江陵の市内バスの時刻表は始発のバス停の出発時間しか載っていない、地方のバスでよくあるパターンです。
それだと途中のバス停から乗る時バスの到着時間を読むのがすごく難しいのですが、その点江陵のバス停には電光掲示板がついていて、あと何分後に何番のバスが来るかわかるようになっているのでまだましです。
といっても、あと1時間後にバスが来ますなんていう表示を見るとため息ものなんですけどね。
ただ、この時は300-1番バスが5分も待たずに来てくれたのでラッキー。
船橋荘の近くまで行ってお昼ご飯を食べることにしました。
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