束草 (ソクチョ) 2日目の夜はアバイスンデを食べに行くつもりだったけれど、朝から歩き倒して疲れてしまってもうどこにも行きたくない状態。
江陵(カンヌン)市外バスターミナルで束草行きのバスを待っている間に、束草市外バスターミナルからホテルに帰る道中でどこかお店はないか急きょ調べたら、焼き魚のお店でとっても評価が高いお店を見つけました。
それが「アルチャンセンソングイ」

センソングイとは焼き魚のこと。まさに焼き魚屋さんってことですよね。
基本的には2人以上で食べるメニューばかりだけれど「センソングイ」というメニューは1人でも注文OKだったので頼んでみました。
ソウルで焼き魚屋さんに行くと、お魚の種類を選ばないといけないでしょう? サバ焼きとかサワラ焼きとかサンマ焼き、みたいに。
ここでも焼き魚定食を頼んだら何の魚にするか聞かれるのかな?と思っていたら、注文を取りに来たご夫婦の奥さんは何も聞くことなくそのまま厨房に入って行きました。
調理をしている間にご主人も厨房に登場。
お皿やらパンチャンの用意をして先に持って来てくれるのかと思ったら、なんと最初に持ってきたのは焼きたての魚、いや、魚たち。
これ見てください!

このお店の焼き魚とはこういうスタイル。ビックリしました。
全部で5種類。
私、魚の種類をあまり知らなくてちょっと自信はないんだけれど、多分、鯖、カレイ、イシモチ、ニシンなのではないかと。あと1つが何だったかは???
あまりの魚の多さに驚いているところにパンチャンやご飯が運ばれてきました。

これで終わりではありません。

ご覧のとおり結構な品数。
お昼にスンドゥブペッパンをお腹いっぱい食べたのにこの魚の量はキツイな。でも頼んじゃったしな。
と思いつつ、魚を一口食べてみたら・・・。
むっちゃ新鮮で柔らかくて美味しい。しかも塩味がほとんどついてない。ラッキー!!
焼き具合も絶妙で、どの魚も骨からきれいに身がほぐれるんです。だから食べやすくって。
全部食べる自信はなかったので、まずは全種類片身ずつ食べてみました。
一番美味しかったのは右の2つ。
私が焼き魚をそのまま食べているのを見て、奥さんが「魚にその赤いのを載せて海苔で巻いて食べるんだよ」と教えてくれました。

この「赤いの」はてっきりコチュジャンだと思い込んで無視していたんです。
でもどうやら違うらしいと気がつき、ちょっと食べてみたらなんとたらこ?
かどうかはわからないけれど、魚卵と甘めのコチュジャンを和えてある感じ。
これがまた見た目と違ってピリ辛感がほとんどなかったんです。
おっ、これはご飯のお供だ、と私は魚の代わりにご飯の上に赤いのを載っけて海苔で巻いて食べました。
せっかくの美味しい焼き魚は日本式で食べたくて。
パンチャンの中ではこのごぼうのキムチが美味。

甘酢が効いていてお口直しに最後に食べきりました。
わかめスープも嬉しかったです。
もちろん味噌汁ではないけれど、薄めのお出汁だったのでわかめそのもののお味を楽しめました。
焼き魚は塩気がほとんどなかったおかげでいくらでも口の中に入っていき、鯖の片身以外は完食。
我ながらこの日はむっちゃ食べました。

場所は束草市外バスターミナルから歩いて5分ほど、大通り沿いのバス停の前です。
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