「芸術の殿堂」でオルセー美術館展

ソウル

ソウルに行く時にはその時に行われているイベントなどをいつも事前にチェックすることにしています。せっかく行くのだから有意義に過ごしたいでしょ。

2016年の秋旅ではオルセー美術館展が行われていると知り、行ってきました。パリにあるものがソウルで見られるなんてラッキー!
これです。

「芸術の殿堂」で行われたオルセー美術館展

会場は地下鉄3号線の南部ターミナル駅近くにある「芸術の殿堂」というごたいそうな名前のついた施設内のハンガラム美術館です。地下鉄南部ターミナル駅5番出口を出てすぐのところに瑞草 (ソチョ) 22番のバス乗り場があり、それに乗れば2つ目の停留所、5分で建物の道路をはさんで反対側に着きます。

これが道路の反対側から見た「芸術の殿堂」。いくつもの建物からなる複合施設なので、ここに写っているのは一部にすぎません。残念ながら曇り空でモノトーンに近い写真になってしまいました。

「芸術の殿堂」の外観
「芸術の殿堂」の入口

ちなみに「芸術の殿堂」という日本語表記はハングルの直訳なのですが、英語表記はSeoul Arts Center。

「芸術の殿堂」の入口

英語では「殿堂」感がちっとも出ていないですね🤐

私は「芸術の殿堂」のハングル表記の入口から中に入りました。

この施設はハンガラム美術館の他にオペラやミュージカルなどが行われるオペラハウス、音楽堂、デザイン美術館、書道関係の展示館や韓国伝統芸能の拠点「国立国楽院」他からなる複合施設でかなりの広さです。が、館内にはこの通り、ハングルの他に英語表記もあるのでわかりやすいです。

芸術の殿堂

こういう時は迷わず英語表記で行き先を確認。上の案内板の2段目の左端にHangaram Art Museumと書いてあります。指示に従って左方向に歩いて行くと、迷うことなくハンガラム美術館にたどり着けました。

これがオルセー美術館展の入口。チケットは入口の近くの売り場で買ったと思います。何の記憶もないってことは苦労せずに買えたってことだから🙃

「芸術の殿堂」で行われたオルセー美術館展

平日の午前に行ったのですが、中学校の校外学習らしくメモを取りながら作品を鑑賞している子供達がいたものの、日本でこういった有名な美術館展を見る時ほど混んでおらず、ゆっくり見ることができました。ただ、作品を見ている人の目の前を平気で横切る人がたくさんいたのには閉口しましたが。

鑑賞していて気付いたのが、日本で開かれる同じような絵画展よりも展示物までの距離が近く、ものすごく近くで作品を見られるということ。一応規制線はあるのですが、その線自体が作品に近いんです。その上人も少ないときているので、ゆっくり丹念に作品を鑑賞できます。

面白かったのは、日本人なら一度は美術の教科書などで見たことがある”有名な”作品が数点出品されていたのですが、韓国ではその作品達の扱いが低く、オーディオガイドの説明もなかったりしました。その隣の、私にはわけのわからない作品にはオーディオガイドの説明がついていたりするのに。国によって”有名な”作品って違うんですね。観覧料は13,000ウォン。日本と同じぐらいのレベルでした。

中は写真撮影ができなかったので、入口近くにあったこの絵画展のポスターを代わりに撮ってみました。

「芸術の殿堂」で行われたオルセー美術館展
「芸術の殿堂」で行われたオルセー美術館展

作品展を見終わると、お決まりのアートショップがありました。

「芸術の殿堂」で行われたオルセー美術館展

今回出品されていない作品も含め大判のポストカードが売っていましたが、なんとたった1,000ウォン! 100円ぐらいだったのに驚きました。日本の半額以下です。

ひととおり見終わって外に出てみると、他の施設で行われている催しのポスターが目に入りました。

芸術の殿堂
芸術の殿堂

内容はよくわからなかったけど、ジャンルが違うことだけはわかりました。。。

この施設、裏手に山があるし、各建物の間にも自然が取り入れられています。ちょうど秋真っただ中だったので、紅葉がとてもきれいでした。

芸術の殿堂
芸術の殿堂

いつもソウルの街中ばかり歩いているので、ソウルで紅葉を見たのは初めて。目の保養になりました。

来る時に乗った瑞草22番のバスは一方向にしか走っていないので、行きは南部ターミナルから5分で着きますが、帰りは南部ターミナルに着くのに15分ぐらいかかるようです。なので、私は帰りは駅まで歩きました。地下鉄の4-2番出口まで歩いても7分。これなら行きもバスに乗る必要はなかったかも。

ソウル市内で行われるイベント情報はコネストやソウルナビに載っています。行く前にチェックしてみてはいかが?

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