イ・ビョンホン館の見学を満足に終えて次に向かったのは、ドラマ「空港に行く道」でとても居心地がよさそうだったソ・ドウのオモニのお宅。ドラマの中で何度も出てくるお宅の映像がとても素敵だったので、いつか行きたいと思っていたんです。
イ・ビョンホン館がある新興 (シヌン) 駅から電車とマウルバスを乗り継いで1時間弱かけて龍仁 (ヨンイン) 市にあるロケ地、張旭鎮 (チャン・ウッチン) 古宅に行きました。
最寄駅は水仁・盆唐線の駒城 (クソン) 駅。タクシーならお宅の前まで行ってくれるでしょうが、バスで行くなら最寄のバス停「현대홈타운.교동초등학교 (現代ホームタウン・校洞小学校)」で降りた後、バス通りから小道に入って行くことになります。そこがちょっとわかりにくいかもしれないので、写真を撮っておきました。
最後に載せる地図で→で表した道です。→の方向を向いてこの写真を撮りました。写真の右端に写っているビルの正面に「京元樹脂産業」と書かれているので、それが目印になると思います。
ドラマではドウの母コ・ウニ作家の自宅兼仕事場「コ・ウニ伝承飾り結び研究会」として使われたこの場所。お宅の前に着いたら、この見慣れた入口がありました。
家の前に車を停めるシーンで出てきた駐車場とその後ろの見覚えのある建物をまずパシャリとし、
中に入ってみることにしました。よく見ると、入口の建物の軒下に料金箱があり、入場料2,000ウォンと書いてありました。
自己申告制なんですね。私が着いたのはお昼前でしたが、私の前に1人来ていたらしく、透明のアクリルケースには1,000ウォン札2枚が見えていました。私もならって2,000ウォン入れました。
この建物を通り過ぎたらすぐ横に洋館に向かう通路があり、これも思いっきり見覚えのある景色。
上がドラマのキャプ、下が私が撮った写真です。
ドラマとあまりにも同じすぎて、前から知っていた場所にいる気分になるぐらいでした。
写真を撮りながらまず洋館に行ってみました。
こちらはドウ夫妻が住んでいる家という設定でしたね。
この洋館は、本当はチャン・ウッチン氏という韓国ではとても有名な西洋画家が晩年を過ごし、たくさんの絵画を制作されたお宅です。
ドラマで何度も出てきた古宅とこの洋館、どちらも近代文化遺産として文化財に登録されているそうです。
洋館の中は見学できるようになっていて、チャン・ウッチン氏の画材道具や作品が展示されていました。この趣のある暖炉をはじめ、今見ればとてもレトロな当時の調度品も置かれていました。
洋館を出ると、洋館に通じる道がさっきと逆方向に見えました (当たり前ですが)。ここもドウとスアが駆けて行くシーンで映っていました。
洋館の横にはドウと叔父さんが座って話をしていた東屋がありました。
私が頭の中で描いていたのとは位置関係が違っていて、それはそれで「へー、こうなっていたんだー」と新しい発見もありました。
このとおり、ドラマでは東屋と古宅の位置関係はわかるようになっていたんですけどね。
キャプを大量に持って行っていて、喜んであっちこっち写真を撮れたのはよかったのですが、秋だというのにこの日は25℃以上あって夏日だったせいか蚊がたくさんいて、撮影中相当噛まれました。
動き回っていたらそれほど噛まれることはなかったのかもしれませんが、キャプを見ながら立ち止まって位置があーだこーだと微妙に調整しながら写真を撮っていたので、蚊の格好の餌食になってしまったんです。
その後、メインの古宅の方に行きました。古宅がどんな建物なのかは、キャプと写真で紹介していきます。
これは古宅の一番奥から入口方向の景色。
この広いお庭でドウのオモニが作業をしていました。
スアが古宅に入って来ました。これは古宅内から見た入口の門です。
これで古宅の3分の2ぐらいが映っています。ドラマではお醤油?お味噌?の甕とか伝統家具を置いて、生活感を出していましたね。
これは古宅の裏側です。ドラマではお部屋の中でのシーンがありましたが、残念ながら中に入ることはできませんでした。
ドラマでとても印象に残ったお魚の風鈴。
本当にありました。
これは小道具だと思っていたので、見つけた時は妙に嬉しかったです。
スアが出てきたこの門の奥にはもう1つ建物があります。
こちらの奥の部屋をドラマで使っていたのではないかと思います。中が見れず残念。
こちらはドラマでは映っていなかったと思うのですが、「門フェチ」なもので、つい写真を撮ってしまいました。緑に囲まれた瓦屋根の小門。いい感じだと思いませんか?
最後に古宅の全体がわかる写真を撮っておきました。ドラマのキャプを持って行くと、ついついキャプに合わせて建物の一部だけを撮ってしまうヘンな癖ができてしまっていて、日本に帰って来てから、「あれ? この建物、全体はどうなっていたっけ?」ってことが結構あるんですよね😛
このとおり、この古宅全体がドラマの世界そのものだったので感動! 写真を撮ったり縁側に少し座らせていただいたりと、ゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。
ここでも滞在中、管理人の方以外誰にも出会いませんでした。あの落ち着いた空間をひとときでも独り占めさせてもらえるなんてすごく贅沢で、とても満足な気分でここを後にしました。
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